孤独な雨

悲しみは雨のように降り続く。桃水詩集。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自由を求めて

アラームで起こされた一日は なんだかいら立ちを引きずっている 駅へと向かう人の群れも 同じようないら立ち顔で 逆らえない日常をずっと繰り返している 奴隷のように列車に押し込まれ 窓から見える朝日さえも 俺をイラつかせる 「諦めるな」は 支配者が奴隷…

街のノイズ

街のノイズにかき消されて 君の心の声は誰にも届かない 生存競争の暮らしの中で 人を蹴落とす勝者になりたくないと いつでも君は涙を流している ときどき君は 生きてることが辛いと言うね 大切なのは愛 わかっていても 功利的な人の群れでは 見つけられない …

リヴァイアサン

お前ら 本当に自由か? 自由じゃなけりゃ 意味がねぇんだよ… 新しくなったこの街では 退屈そうな偽善者達が いい人の仮面を被り 他人の悪事を見張っている 顔を持たない微笑に隠された 視線の鎖に縛られて 誰もが 身動きできない暮らしから 逃れられない ご…

恋が始まる夏にしようよ

まぶしい日差しが 夏を連れてくるよ きらめきながら 雨に濡れた街を乾かして 私達 不思議よね 知らないうちに いつからか 二人で出かけている きっと 他の人から見たら 恋人同士 でもホントは 友達以上恋人未満の迷路に迷い込んでいる キミはどう思っている…

粉雪のバレンタイン

粉雪のバレンタイン あなたと待ち合わせ 言葉にならない思い チョコであなたに伝えたい 出逢った頃から打ち解けて 仲良く過ごして来たけれど 二人の気持ち確かめないまま 初めて逢ったその日から ほのかに恋をしてたけど 想いは日に日に大きくなった 壊して…

風呂唄(舟唄の替え歌)

お風呂は熱めの お湯がいい 造りは古木と 岩がいい 風呂には飾りが ないがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ入れば しみじみと 思い出だけが 行き過ぎる あの恋今でも 悔やむなら 歌いだすのさ 風呂唄を お医者様でも 草津の湯でも 惚れた病は コーリ…