孤独な雨

悲しみは雨のように降り続く。桃水詩集。

リヴァイアサン

お前ら 本当に自由か? 自由じゃなけりゃ 意味がねぇんだよ…

 

新しくなったこの街では 退屈そうな偽善者達が

いい人の仮面を被り 他人の悪事を見張っている

顔を持たない微笑に隠された 視線の鎖に縛られて

誰もが 身動きできない暮らしから 逃れられない

 

ご覧よ スマートを着こなした 愚かな人達を

自分の正義が 一番自分を苦しめると泣いている

 

自由になりたくないかい?どうすれば自由になれる?

自分の正義を 他人に押し付けず 許し合えたなら

少しは近づけるはずさ

 

自由を求めるほど 不自由になると恐れないで

自由を与えることで 何かが変わる

重い荷物は 君が選んで おろしなよ

愛すべきものすべての自由を守れ リヴァイアサン

 

間違った自由というのは 他人の自由を奪ってしまう

 

誰かの自由が 誰かを不自由にさせるなら

自由であるために 勝ち続けなければならない

自由が争いを引き起こすなら 自由を求めることは悪いこと

自由は選ばれた人のためのものと 諦めている

 

ご覧よ 条件出すことに味を占めた いかれた悪党どもを

君の変りなら どこにでもいると 脅かしている

 

自由っていったい何だい?どうすれば自由になれる?

ほんの少しの勇気を出して 従わなければ

きっと近づけるはずさ

 

自由を求めるほど 不自由になると 恐れないで

自由は一人が独占するものじゃなく 分かち合うもの

君を縛り付けるもの 振りほどいてしまいなよ

報われるべきもの すべての自由を守れ リヴァイアサン

 

お前ら 本当に自由か? 自由じゃなけりゃ 意味がねぇんだよ…