孤独な雨

悲しみは雨のように降り続く。桃水詩集。

恋が始まる夏にしようよ

まぶしい日差しが 夏を連れてくるよ

きらめきながら 雨に濡れた街を乾かして

 

私達 不思議よね 知らないうちに

いつからか 二人で出かけている

きっと 他の人から見たら 恋人同士

でもホントは 友達以上恋人未満の迷路に迷い込んでいる

キミはどう思っているのかな

私なら もう キミに決めている

 

いつか あの時と 振り返るのは きっと今だね

大切なこの時を 誠実に生きたい

一つ 一つの約束を 守る事も大事だけど

一つ 一つの移り変わりを 見逃さないでいてね

 

優しいところが好きだけど

優しさだけじゃ 恋は始まらない

強く 私の手を引いて

この迷路から抜け出して欲しい

 

私は ずっと ずっと キミを思っているよ

このトキメキが さめないように

恋が始まる夏にしようよ

 

水平線と空の間から 青い風が吹き寄せる

波打ち際に 二人の足跡 きらめいている

 

まだ早い 夏の砂浜を キミと二人 歩いている

いつからか 自然に手をつないでいる

告白しなくても 恋は始まるものなの?

恋はそれほど上手じゃないし 二人がどこにいるのか分からない

キミはどう思っているのかな

キミの気持ちを聞かせて欲しい

 

真面目な所が好きだけど

はみ出さなければ 恋は始まらない

強く 私を抱きしめて

好きだと言って 安心させて

 

私は ずっと ずっと キミを待っているよ

このトキメキが さめないように

恋が始まる夏にしようよ