孤独な雨

悲しみは雨のように降り続く。桃水詩集。

もしも雨が水色ならば

灰色の空から 降り続く雨が

閑に感じる 日曜は

君のことを 思ってしまう

失くした恋の思い出は

いまだに僕を苦しめているし

伝えられない 意気地なしなら

どうにもならない 期待が残る

届かぬ想いと 違うけど

白黒つける 勇気が見つからない

 

本気で言えば 重くなるし

軽く言ったら 失礼だろう

好きの答えを求めることも

君に悪い気がして

 

もしも雨が水色ならば

明るい気分にさせられて

こんな気持ちにならないで

素直に気持ちを 打ち明けられそう

 

絶え間なく 降り続く雨が

街を明るい 水色に染める

家でウジウジしてられない

失くした恋の苦しみも

きっと克服できる

今すぐ君を迎えに行こう

そして この思いを君に告げよう

水色の街が すべて許してくれる

 

もしも雨が水色ならば

君に好きだと 伝えられる